アンティークの器。
それは、
年月を経たものが自然と纏う独特の空気感をもち、
奥ゆかしくそこにいる・・
assiette /角皿“SPOR”
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表面にうっすらと見られる貫入。
模様の薄くなってしまった部分さえ、愛しく感じられます。
それは、長年にわたり縁あった人の手から手へと大切に受け継がれてきたものだからでしょう。
そんな(器にとっての)一つの時代の使い手になれた喜びもありますよね。
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そんな想いを秘めて・・アンティークの器を愉しみたい!
Journal一回目では、そんなアンティークやヴィンテージの器をテーマに思うところを綴ってみました。
さて、器のコーディネートは難しいなんて思いがちですが、
それぞれの持つ空気感の相性さえよければ、
こんな風に・・
上:すべて参考商品
ジャンルや時代を飛び越えて自由に選ぶのもおすすめです。
上の食器は現代の作家ものが二点(右下:熊谷幸治 左上:松尾貞一郎)と大正時代の食器や朝鮮のアンティーク。
熊谷さんの縄文式土器のおおらかさと松尾さんの生み出す上品さをベースに
他のユニークなアンティークが遊び心や華を食卓に運んでくれます。
こんな食器の上にお漬物や焼き魚、副菜がのっている・・想像すると食前も食後もなんだか楽しいですね!
お洋服を選ぶように、主役・準主役・名脇役1.2.3・・・ポイントのアクセサリーにはこれ!というように
コーディネートするとバッチリです。
簡単に楽しめてしまうものですよ。ぜひトライしてみてくださいね。
『小さなガラスボトルは一輪差しに。』
アンティークの薬瓶など小さ目のガラス瓶は蚤の市などでもよく目にするもの。
暮らしに取り入れやすいお勧めのアイテムです。
上:参考商品/イギリスの薬瓶
庭に咲いた季節のお花を一輪差しただけで。
お手洗いや階段脇のちょっとした小スペースなど・・お花があるとふと目にしたときに和ませてくれます。
ヴィンテージ・アンティークのガラス瓶はガラス自体に味わいがあり、
さらにお花をひきたててくれるようです。
上:すべて参考商品
ガラス瓶に高低差をつけて、さまざまな種類のお花をブーケのように活けるのも素敵ですね!
花を束ねたときとは違う、野に咲く様々な種類の草花を切り取ったようなイメージです。
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皆さんもぜひ、アンティークの器を普段使いで楽しんでみてくださいね。
◇この“JOURNAL”では、暮らしをテーマに掘り下げた話題を綴っていきます。◇